永久屋(とわや)は、本場鹿児島県(奄美・喜界島)の黒糖を使った黒糖菓子、チョコ黒糖、焼きかりんとう、豆菓子を製造販売しています。

鹿児島伝統の端午の節句に食べるあくまきとは?

2018年4月23日

5月5日の子供の日に鹿児島ではあくまき(ちまき)を食べるのが伝統です。

鹿児島では5月5日の子供の日に子供が無事に幸せに育つようにあくまき(ちまき)を食べる伝統があります。

それは、奈良時代から始まっており、平安貴族も食べていたと言われています。あく(植物の灰を水に溶かした灰汁)を使うものと、使わないものがあり、鹿児島、山形、長崎はあくが入ったちまちが残ったとの事です。

端午の節句にちまきを食べるのは、中国の伝説にちなむ。王の側近だった詩人が嘘の悪口により追放され5月5日に、川に身を投げた。その霊を慰めようと竹筒に米を入れて流したのが始まりとの事です。悪い物をを払うと言われ、子供の無事に幸せになってほしいとの願いがこもる。

 

鹿児島伝統のあくまき(ちまき)のレシピ

材料 もち米 1升、あく 1升 竹皮 10枚

作り方

1、 4、5日前から竹皮を水につけて柔らかくする。たわしでよく洗い、何枚かは細くしてひも状にする。(あとで竹皮に米を入れた時に結ぶのに使います。)

2、前日にもち米を洗い、水を切る。(この時にしっかりと米を乾かすのがポイントです、しっかりと乾かす事であくが米にしっかりと染み込みます)

3、あく(灰汁)1晩しっかりと漬け込む。

4、3をザルに移して水分を切り、竹皮の真ん中にもち米を入れて竹皮を折って巻く。中央と両端を竹皮で作ったひもでしっかりと結ぶ。

5、鍋に全体がかぶるぐらいまであくを入れて落し蓋し、3時間から3時間半煮詰める。あくがなくならないように時々水を足します。

 

あく(灰汁)はアルカリ性で米を柔らかくして、独特のアメ色と風味がついて日持ちもします。

今、大河ドラマの西郷どんの西郷隆盛をはじめ、鹿児島の偉人の人達も旅に出る時は必ず持って行ったと言われています。

鹿児島伝統のあくまきの食べ方 

鹿児島では最もポピュラーな食べ方はきな粉と粉黒糖を混ぜてあくまきに付けて食べる事がおおいです。

お勧めの粉黒糖

または、粉黒糖の代わりに種子島島ざらめを付ける方もおられます。

島ざらめのザラメ感好きと言われています。

 

ちょっと珍しい食べ方でわさび醤油に付けて食べるのもお勧めです。

私も今まで食べた事がなかったのですが友人に勧められて食べてみるとビックリ!良く合いますよ。

是非一度お試しください。